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こんにちは、スタッフの新井です。

大家検定1級の中で不動産競売が出てきます。

私も以前働いて不動産会社で、競売で落札した物件を販売したことがありました。

その当時は競売が一種のブームになっていて、今よりも落札価格が高止まりしていました。

そんな状況ですので、落札できた物件は癖のある物件ばかりでした。

例えば、2階が隣の家につながっていたり。(これは切り離しました。)

入居者の方が自殺したうわさがたっていたり。(実際は遠隔地でお亡くなりになっていました。)

戸建なのに空が見えていたり、さらに地面を掘ると水が出てきたり。(解体して更地で売りました。)

まあ、とにかく個性的な物件ばかりでした、でも最後はには全部売れました

中でも、思い出深いのは「強制執行」まで行ったマンションです。

この物件は本当に大変で、お金も時間もかなりかかりました。

通常は、引渡し命令などを部屋に張り出すと連絡をくれたり出て行かれる方が多いのです。

しかし、そのマンションにお住まいの方は、気が滅入っていたらしく、強制執行の前日まで一切音沙汰がありませんでした、当時は手紙や訪問を10回くらい繰り返していたとはずです。

さすがに、前日ですと打つ手がありません。


やむなく、強制執行となりました。

あまり、強制執行に立ち会われた方はいらっしゃらないと思うので、状況を説明しますと。

最初に、入居者さんと連絡先を交換し住むところが決まったら連絡を下さいと約束しお別れしました。

執行官という裁判所の強制執行の担当者が指示を出し、執行業者という片付け屋さんが10人~15人くらいで荷物を運び出します。

 
全ての部屋の荷物を出すのに、13人がかりで3時間。

3LDKの部屋によくこんな荷物が入っているなというほど荷物がありました。

9畳タイプの貸しコンテナ(通称20フィートコンテナ)に、たっぷり2本分の荷物でした。

1ヵ月後その荷物も競売され、私の勤めていた会社が0円で落札し処分しました。

処分費用はまあ大変な費用でした。

極めつきは、もと入居者さんから「引越し先が決まった」しかし「住所不定なのでレンタカーが借りられない」と電話がかかってきたことです。

まだ保管した荷物を処分する前のタイミングだったので、私名義でレンタカーを借り、少しでも処分する荷物を減らすため引越しの手伝いをしました。(お金はもちろん先方に出してもらいました。)

軽トラを借りて、荷物の運搬です、貸しコンテナ荷物を運び込むことこと3往復。

埼玉のとある駅のそばのワンルームでした。

午前中から引越しを始め、終わった時は夜8:00をまわっていました。

最後に元入居者さんから、ビールとイチゴをもらい会社に帰りました。

競売のところを読んでいると、個性豊かな物件の数々と所有者さんの人生が思い浮かび少し複雑な気分です。

この内容で競売のお金以外の側面もあることをお知らせできて入札のヒントになれば幸いです。


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