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「空室対策に独立洗面台の設置は有効でしょうか?」

古めのワンルームマンションで、キッチンの近くに、
独立洗面台を設置している物件があります。

独立洗面台は空室対策に、どれだけ有効なのでしょうか?

たしかに、仲介会社からそうした声を聞きますし、
入居者ニーズと意識調査2009(*ひとり暮らし全体)からも、
そのニーズを確認できます。

●ニーズ:絶対必要19.7% 賃料次第49.8% 合計69.5%
●払ってもいい賃料: 2,764円

*出典:21C住環境研究会及びSUUMO賃貸(株式会社リクルート)

しかし、既存の物件に設置することはありません。

理由は3つあります。

第一に、賃料次第で対応できるからです。

上記のデータを逆に読むとわかります。

●ニーズ:賃料次第49.8% 必要ない29.5% 合計79.3%

つまり約80%は賃料とのバランスで対応できるのです。

第二に、居室スペースが削られるからです。

もともとスペースの限られた室内に、
新たに独立洗面台を設置するのです。

その分、居室スペースが削られます。
しかも、常に洗面台がそばにあるのは違和感を覚えます。

第三に、工事費が高いからです。

給排水管の切り回し工事が必要となり、
それだけ工事費が必要です。
単なる交換ではないので余計な手間がかかるのです。

以上のことから、総合的に判断すると、
既存のワンルームなどで、
独立洗面台を設置する必要はありません。

しかし、賃料次第とのことから、
広めのワンルームや、2DKから1LDKからのリノベーションなら、
独立洗面台を設置すべきです。


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