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「一括借上」=「建物一棟丸ごと借りてくれる」と思ってしまいます。となると、建物の廊下や階段やエレベーターなどのメンテナンス費や修繕費は、借りている側(サブリース会社)の費用負担で行うものを思っていませんか?
いいえ。建物の修繕費用は、土地オーナーの負担です。清掃費用も土地オーナー負担だと思ったほうがいいです。
なぜなら、「一括借上」=「全室借りること」だからです。つまり、部屋は借りているけれど、廊下や階段やエレベーターまで借りているのではないのです。
実際の入居者と同じように「部屋を借りている」だけなので、廊下や階段やエレベーターを使いはするけれど、そのメンテナンスや修繕や清掃は、オーナー側の費用負担でやるべきものなのです。
繰り返します。
一括借上といっても、全室借りているだけで、通常の入居者と同じと考えてください。これだけで、一括借上について都合の良い勘違いをしないですみます。
落とし穴には続きがあります。
建物を維持するのにいろいろな工事が必要です。このときの工事会社は「指定」されることがあります。
「指定工事会社でなければ、サブリース契約を継続しません。」
なるほど、ハウスメーカーは、その独自の工法や部材を使っているので、一般的な工事会社では対応できないこともあるのでしょう。しかし、すべてがハウスメーカーオリジナル商品ではありません。例えば、蛍光灯までオリジナル商品で指定業者でないと交換できない、そんなわけはありません。
つまり、指定工事会社とすることで「相見積もり」を防ぎ、利益率の高い修繕工事をしてもうけるのが狙いです。
「本当に、この工事が必要なのだろうか?「本当に、この工事は、これくらいの費用がかかるのだろうか?」「本当に、この工事は、このくらいの時間がかかるのだろうか?
こうした疑問を抱かせないためのものです。
【まとめ】
「一括借上」は、「建物全体を借りる」ことではなく「全室を借りる」こと。「指定工事会社」は、相見積もりができず、高い工事費を払うことになる。


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