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相続税の計算はカンタンです。相続税早見表を見れば一発です。そして、納税するためにいくら現金を用意できるのか確認します。もし、足りなければ、借金をして建物を買えば(建築)、相続税を減らす(節税)ことができます。
ところが、最も重要な問題が抜けています。
それは、遺産をどのように分けるのか? です。
もしかしたら、なぜ、それほど重要かピンとこないかもしれなせん。
なぜなら、一応、法律で決められているからです。
子がいる場合:配偶者1/2 残りを子が均等に(配偶者がいなければ子が均等に)子がいなく親がいる場合:配偶者2/3 残りを親が均等に(配偶者がいなければ親が均等に)子も親もいない場合:配偶者3/4 残りを兄弟が均等に(配偶者がいなければ兄弟が均等に)
法律で決まっているのだから、その通り分ければいいように思えます。
その通りです。
でも、分けられれば、です。
例えば、先に父が亡くなっていて、次に母が亡くなったときに、その遺産の中身が
現金1000万円 自宅マンション2000万円
だったとき、兄弟3人で分けることができるのか? こうした問題なのです。
金額的には、現金とマンション合計で3000万円なので、兄弟3人で1000万円ずつ分ければいいのですよね。
でも、どうやって?
長男:おれは現金1000万もらえればいいので、あとは二人でマンションどうするか話し合ってよ?次男:いやいや、おれは親と同居して面倒みていたのだから、このマンションはオレ一人のものでしょ?三男:なにいってんだよ、そんなマンション売って3等分すればいいじゃないか?
だいたい、このように話がまとまりません。
親が亡くなったというのに兄弟ゲンカです。
そうこうしているうちに、相続税の申告期限が迫ります。10ヶ月しかありませんから。
この期限内のに申告できないと、相続税を安くするための、二大特例が使えません。
A.小規模宅地等の特例(親の住まいを子が住み続けるなら自宅の土地の評価は8割引にするよ)B.配偶者の税額の軽減(配偶者が相続する分は相続税払わなくていいよ)

親はいつか死ぬ。必ず相続は発生する。必ず兄弟で話し合いが必要になる。
これは100%わかりきっていることです。
この問題を回避するには、親が生きているうちに、どのように分けるのか決めておくことです。そして、遺言書として残してもらうことです。
遺言書だとか、遺産争いだとか、大金持ちの世界だけかと思いきや、庶民のほうが問題は大きいのです。なぜなら、均等に分けるほど遺産がないからですね。大金持ちほど争いません。なぜなら、均等に分けるだけの遺産があるからです。


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